伝統医療「ラアウタヒチ」とシャーマン「タフア」

タヒチには脈々と伝わるアーユルヴェーダのようなタヒチ版の伝統的医学的学問体系が存在しています。

タヒチの伝統医療・ラアウタヒチについて

2011年11月にタヒチに滞在していた時の撮影です。


タヒチ・モノイフェスティバルという年に1度の展示会に伝統医療のゲストとして、タフアが実演でラアウタヒチを目の前で見せてくれました。
タフアというのは、人の職業の名称で日本語に適した言葉が見当たりません。
シャーマンとか、祈祷師とかが近いとは思いますが少し本来の意味から離れてしまいます。
何をしている人たちかと言いますと、病気を持った人たちの治療をするので、伝統医療従事者と言ってもいいのかもしれません。
しかし、それは体の病気を治す場合に限ってはそう言えますが、心の病や、生き方について指南をするタフアもいて、一口にタフアといっても様々な役割があるようです。

TAHUAタフア

今回、ゲストで実演されていたタフアは特に病気や体のケアを得意とするタフアです。
そして、タフアが処方する薬のことを「ラアウタヒチ」と言います。直訳すると「タヒチの薬」となります。
このラアウタヒチには、様々な現地でとれる薬草やハーブや果実などを組み合わせて調合していきます。
その人ひとりひとりの体質に合ったものを調合していくのです。
そして、その素材としてとても重宝されているのが、ノノ、つまりノニなのです。
言い伝えによりますと、ポリネシア語であるノノには、元々「調合する」「混ぜ合わせる」という意味があり、代々タフア達がラアウタヒチを作る時に欠かせない果実であったことから、いつしか、混ぜ合わせる・調合するという言葉が、この果実を指し示すようになったとも言われています。


効果・効能  ノニ徹底比較
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