徹底比較:ノニジュースとエキス、発酵と未発酵
ノニ生産国の現場に足を運んでいるから知っている違いと真の情報をお伝えします。
ノニの比較で違いを明確に!
まったく違うノニジュースの製法:
2000年に半年間かけて23の国と地域のノニを徹底調査、その結果を誰かの伝聞や2次情報ではなく生の1次情報でお伝えします。
樽仕込み・熟成発酵・ ナチュラルドリップ製法 |
樽仕込み・熟成発酵・圧搾製法 | 樽仕込み・熟成発酵・圧搾・濃縮還元製法 | 天日干し・ 果実圧搾製法 |
うらごし・ ピューレ製法 |
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特徴 | 伝統的な製法。樽にやや熟したノニ果実をいっぱいになるまで詰め込み、約2ヶ月程度密封して作る大変手間のかかる製法です。 ワインの製法に似ていて発酵後デカンタ方式で絞らずにボタポタと滴るエキスを抽出します。特徴は、酵素の力があるということが言えます。発酵により低分子化が起こり、小腸での吸収にも比較的優れていると考えられています。発酵により水溶性ビタミンは絞ったものより減るものの、その分アミノ酸などが増量されます。 | 左記の亜流版 左記の「樽仕込み・熟成発酵」製法と最終工程の手前までほぼ同じですが、最後の工程でぐちゃぐちゃに崩れたノニ果実をプレス機にかけて果実に含まれる水分を最後の1滴まで搾り取ります。 |
左記の亜流版 左記の製法に加え、約5倍程度加熱して水分を飛ばして濃縮させています。輸送コストが5分の1に抑えられることから、廉価品として市場で流通しています。ただし、揮発性微量栄養素<ファイトケミカル>を多く失う他、熱に弱い栄養素も壊れます。 |
大量生産向けの近代的な工業生産製法で短期間で作られ効率が良い方法です。ノニが比較的熟した状態のときに収穫をして、1日あるいは数日天日干しなどしてから、圧搾機にかけます。搾りたての色は、黄白濁白です。この特徴は非発酵なのでそれほど酵素の働きは期待しにくいが、果実の鮮度が高い状態にあるため、ビタミンCは高いです。時間の経過と共に劣化すると色の変化が生じます。生産地と消費地が同一で近場の場合はその恩恵を受けられます。 | 大量生産向けの製法です。種を取り除き、裏ごしして果肉をまるごと繊維質からノニに含まれる水分まですべて入っています。ピューレ自体はジャム状でどろどろしており、流動性が少ないために製品化されると多くは、水で薄められたり、他の果汁と水でブレンドされ飲みやすく工夫されています。また、輸送コストを削減するためにピューレ原料を濃縮して水分を飛ばし、乾燥状態のものも存在します。その場合、揮発性微量栄養素等<ファイトケミカル>を多く失います。 |
風味 | まろやか | えぐみなど癖が強い | さらっとして水くさい | えぐみなど癖が強い | ジャム状の為、飲むと言うよりも食すという表現に近い。 |
形状 | 茶褐色・発酵色 | 茶褐色・発酵色 | 茶褐色・発酵色 | 搾りたては、黄白濁色。劣化すると茶色かかる。 | 茶色(樽で発酵させているタイプ) 薄い茶色又は黄白濁色(発酵させていないタイプ) |
歩留まり | ポタポタと落ちる雫を利用するため、悪い。 | プレス機で搾り取るため、良い。 | プレス機で搾り取るため、良い。 | プレス機で搾り取るため、良い。 | 網のメッシュで濾しとるため、良い。 |
製品化された時の状態 | 【エキス】 100%ノニタイプ |
【ジュース】 100%ノニタイプ |
【ジュース】 100%ノニタイプ、ミックスジュースタイプ |
【ジュース】 100%ノニタイプ |
【ジュース】 ピューレを使用したノニジュースの多くは、ノニ含有量が15%〜25%程度で水を加えて希釈したタイプ。 |
表記名称 | ノニ果実発酵飲料 | ノニ果実発酵ジュース | ノニジュース(濃縮還元)、または果実ミックスジュース(濃縮還元) | ノニジュース | 果実ミックスジュース(濃縮還元)、ノニ果汁入り健康補助飲料 |
ランキング | 当社のノニは、この製法です。 |
上記のように、産地の違いやノニの品種の違いに加えて、ノニ果実から製造される原料の製法の違いによって、さまざまな組み合わせの「ノニ製品」が存在します。これらの違いは、農園の考え方や発売元のメーカーの考え方が色濃く反映されて最終的な「商品」として現れてきます。
それぞれの特徴を踏まえた上で、気に入った商品をお選びください。
※ノニジュースの製造メーカーの中には、製造工程の確認不足や稚拙な管理、関連法律の知識不足により上記の「名称箇所」を故意ではなく間違って表記している場合もありますので、ご注意ください。