ノニが分布する地域はどこなのか?

特徴を考察してみたいと思います。

ノニの分布について

モリンダ・シトリフォリア(ノニ)は、東南アジア(インドネシア)とオーストラリアの原産です。この植物は、標高500m以下で生殖し、ポリネシアの様々な土壌や環境、サンゴ礁群や流出された玄武石、高さのある島々の自然な森の中の木々の元、帯状の沿岸地帯、塩分の含まれた水溜りの中、サンゴ礁、ココ椰子の林、牧場や野原、住居周辺、やぶの多い土地(小灌地帯)、荒地などの、条件下でも育つことが出来ます。

モリンダ・シトリフォリア(ノニ)の生殖地理分布は、以下示す熱帯地域になります。

ノニ分布地図

ポリネシア帯状(※1)(ハワイ諸島・マルケサス諸島・ソシエテ諸島、南半球・ツアモツ諸島・ガンビエ諸島・ピトケアン島・クック諸島)、メラネシア周辺では(フィジー・バヌアツ共和国・ニューギニア・ニューカレドニア・ソロモン諸島)、ポリネシア西部では(サモア・トンガ王国・ニウエ・ワリス&フトゥナ諸島・ロトゥマ・ツバル)、そして、ミクロネシア・インドネシア・オーストラリア・アジア南東部。

またモリンダ・シトリフォリア(ノニ)は、 アメリカ沿岸地帯(メキシコからパナマ、ベネズエラ・スリナム共和国)、カリブ諸島の島々、アフリカ沿岸地帯の幾つか島々で移植されています。

(*1)ポリネシアとは、多くの島々という語源から出来た(ポリ=多くの、ネシア=島々)言葉で、文字とおりたくさんの島々があります。そして、ポリネシアの地域は、北はハワイ、西南はニュージーランド、東はイースター島を囲んだ地域を指し、それらの地域が三角形からなることから、俗にポリネシアトライアングルと呼ばれています。そして、仏領ポリネシア(=タヒチ)は、位置的にはその三角形の中心地であり、古くからこのポリネシア地域の文化的、経済的にも大きな影響を及ぼしてきました。タヒチはポリネシアの母なる島なのです。古代海洋民族ラピタ人の末裔は仏領ポリネシア(マルケサス諸島)に渡り、そこからニュージーランド、サモア、トンガ、ハワイへと移り住んでいきました。

ポリネシアトライアングル

そして、仏領ポリネシアだけでも、118の島々からなる広い海域に分布しています。(上地図オレンジ色囲み箇所)

タヒチ(フレンチポリネシア)地図

仏領ポリネシアの地図


  ノニの学術的分類
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