1984年の熱狂と、変わらない「スタイル」への憧れ。

1984年の熱狂と、変わらない「スタイル」への憧れ。

私がノニに込める想いの原点

皆さん、こんにちは。
ロイヤルタヒチの河野一郎です。

世の中がどんなに目まぐるしく変化しても、決して色褪せない「スタイル」がある。
私は常々、そう信じています。

本日は、私の「原点」とも言える、ある時代の記憶について綴ってみたいと思います。


1984年イギリスの停滞した景色

1984年、私は16歳でした。
当時、テレビの中ではMTVが華やかに流れ、世界はポップカルチャーに浮かれているように見えました。

しかし、私が夢中になっていた英国のバンド「The Style Council」が生まれた背景には、当時の英国特有の「グレーがかった、どんよりとした空気」がありました。
サッチャー政権下での社会の閉塞感。華やかな流行の裏側にある、決して明るいだけではない現実。

それは奇しくも、今の日本が抱える「見えない閉塞感」に、どこか似ている気がします。

「Shout to the Top」が教えてくれたこと

当時、私は彼らの楽曲『Shout to the Top』に心を奪われていました。
近所のレンタルレコード店に通い、なけなしの小遣いで借りたレコードをカセットテープにダビングする。
それだけでは飽き足らず、歌詞カードをコピーして、辞書を片手に一語一句「彼らが何を叫んでいるのか」を必死に解読していました。

そこにあったのは、単なる流行歌ではありませんでした。
どんよりとした空の下、周囲に流されることなく、自分のスタイル(美学)を持って「頂点(Top)へ向かって叫べ」という、強烈なメッセージだったのです。

英国の作家ジョージ・オーウェルが小説『1984年』で描いたような、個性が埋没してしまう管理社会への恐怖。
それに対し、ポール・ウェラーは「洗練されたスタイル」と「魂の叫び」で抗うことを選んだ。

16歳の私が辞書を引きながら震えたのは、その「流されない強さ」への憧れだったのだと思います。

流行よりも、本物を。

あれから40年以上の月日が流れ、私は57歳になりました。
今、私が経営者として「ロイヤルタヒチ」で守り続けているものも、実はあの頃の想いと変わっていないのかもしれません。

現代は、AIやアルゴリズムが「おすすめ」を提示してくれる便利な時代です。
しかし、便利さや効率、あるいは一時の流行に流されてしまえば、本当に大切な「野生」や「本物」は失われてしまいます。

私がタヒチという土地に惚れ込み、混ぜ物のない100%のノニジュース(ノニピュア)にこだわり続ける理由。
それは、どれだけ時代が変わっても「嘘のない本物」だけが持つ力を信じているからです。

頂点を目指す旅は続く

「Shout to the top(頂点へ向かって叫べ)」

かつてカセットテープが擦り切れるほど聴いたこのフレーズは、今も私の経営哲学の根底に流れています。
誰かの真似ではなく、独自のスタイルで、最高品質(Top)をお届けすること。

お客様の健康と人生に寄り添う「The Sovereign(主権ある)」ブランドであり続けるために、私もまた、初心を忘れず挑戦し続けたいと思います。

時折、この曲を聴き返しながら。

(代表取締役 河野 一郎)