ノニの成長過程について苗から成木、果実の成熟
ノニ栽培の世界的第一人者である農学博士のシャルル・ガルニエ博士直伝の解説です。
ノニの成長過程について
発育の速度
ノニは周囲の環境によりますが、1年でおおよそ0.75m~1.50mに育ちます。開花・結実期
開花・結実期は連続的に1年を通して行われます。その時の季節・気候(気温・風速・降水量・日照時間・気象状況(気圧))に適応する多様性が観察されます。ミツバチはノニの花蜜を好むため、年間を通して花から蜜を集めています。
(写真:ミツバチが、ノニの花から花粉と花蜜を集めている。)年間収穫
栽培品種に応じて、土壌の肥料となる天候や土の条件や農業技術が変化します。コンディションの良い太陽下と灌概や肥沃化の条件の下、集中単作農業による大きな果実品種は、1ヘクタール当たり80トンに達します。
根の形成
ノニは、カンキツ系や珈琲と同じタイプの側面に伸び密集し、直根を生じる旋回根を持っています。
生存競争
ノニは単作農業が行われている土壌に生殖している他植物や雑草種との生存競争はしません。生存競争の厳しい森林の中に、順応している他の木々と共存関係を保っています。
【ノニ果実の生育過程】大別すると5段階の成長段階があります。
段階 | タヒチでの名称 | 状態 |
---|---|---|
1 | NONO PI | 表皮-濃色の緑・果実は非常に硬い |
2 | NONO PUU | 表皮-黄緑色・果実は非常に硬い |
3 | NONO OMOTO | 表皮-黄味がかったクリーム色・果実は非常に硬い |
4 | NONO TOHE' A | 表皮-黄味がかったクリーム色・果実はやや硬い |
5 | NONO PE | 表皮-白色・果実は柔らかい(完熟) |
当社のノニは、収穫にもっとも適した第3、4段階の果実を使用しています。
タヒチにて試料採取でサンプルを集め、計測や重量を測定しました。;果実の平均的重さは150g前後で、枝に実った果実は数段階を経て成熟され、30~40の果実が成ります。果実が成熟され、柔らかくなるとクセのある独特の臭いを放ちます。数時間の間に早いスピードで4~5の段階を迎え、同時に成熟期を迎え黄味がかったクリーム色から白色に変化していき、果実が柔らかくなるとクセのある独特の臭い(*)を発散します。
(*クセのある独特の臭いの元は、中鎖脂肪酸と呼ばれるカプロン酸、カプリル酸に起因します。)