南国のゆるやかな時の流れを感じたことはありますか?(vol.10)
ノニピュア誕生秘話(その9)からの続き
空港に到着後、入国手続きをする場所へ移動する通路があり、
そこでタヒチの民族衣裳を纏ったおじさん達がウクレレの演奏と歌でお出迎えです。
まあ、なんとほんわかとしたおもてなしなんでしょう!
無事に入国手続きを終えて、晴れてタヒチ(フランス領ポリネシア)に到着です。
朝が早いこともあって、まだ朝五時半なので、
空港内にあるカフェでコーヒーをいただきながら、
市内(=パペーテ)へ向かうル・トラック(=市営バスみたいなもの)の
運行状況を調べたり、現地通貨であるパシフィック・フランに両替を
したり空港内の施設でうろちょろしていました。
そこでふと気がついたのですが、タヒチの匂い、
いや香りというのでしょうか、花の香りが漂うような空気も流れていたのですね。
空港の外に出た時に、即席のお花屋さんがずらっと並んでいて、
朝摘みのティアレ・タヒチというアカネ科クチナシ属のタヒチ原産の花の香り、
これがとてもうっとりとしてしまう香りで、タヒチの女性は特に毎日耳飾りに用いたり、
花冠に用いたり、後モノイオイルと呼ばれるオイルなどに用いられたり、
自然を生かしたおしゃれを楽しんでいる訳です。
こうした花々が販売されていたのです。
この香りに包まれていると朝っぱらなのに、
さらにテンションが上がって来ます。
さあ、タヒチ内を動き回れる準備を整えた僕は、
いざタヒチの首都パペーテに予約しているホテルへ向かうのです。
その11につづく