えっ?交差点に信号がひとつもない?!(vol.11)
ノニピュア誕生秘話(その10)からの続き
市内中心部パペーテへ向かうル・トラック(乗合バス)に乗って
海岸線沿いの対向2車線の道路をゆっくりと進みます。
実は、この時驚いたのが、タヒチ本島には信号器が1つもない!(当時)
まったくない!
ということに気づきました。
タヒチ、つまり仏領ポリネシアとは、南太平洋の海域に浮かぶ大小118の島々に
囲まれた地域のことを指しており、今もこのタヒチはフランス領土なのです。
少し余談になりますが、大統領選挙になると毎回、独立を主張する派と
フランス領土のままでいい派に分かれて独立派の大統領が選ばれても
結局はぐだぐだ工作によってそのまま植民地でいるというのが続いています。
その118の島々の中心の島がタヒチ島で、この島の形が瓢箪の形にそっくりなのです。
話は戻りますが、そのタヒチ最大の中心地であるタヒチ本島であるにもかかわらず、
信号がない、しかもこの島に20万人近く住んでいるというのに、
どうやって信号なしが成立するんだろうと不思議に思っていました。
こちらはフランス領ということもあって道路は左側通行になっていて、
少し大きめの交差点にはロータリーが導入されて交通渋滞を
防ぐように設計されているのですね。(当時)
普段日本に住んでいて右側通行と至る所にある信号機に
慣れている僕にはそれだけでもカルチャーショックでした。
どんどんと中心地に向かってくるとパペーテ港の近くにある市庁舎が
目抜き通りに面しているのが見えて来ます。
さあ、いよいよ僕が宿泊する予定のホテルももうすぐそこです!
その12につづく